ブライダルサロンハートアンドハート|練馬区の結婚相談所

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『有終の美』昨日、会員さんとの会話から

   

富田ファームのラベンダー

富田ファームのラベンダー

昨日はくらくらするような真夏の日差しの中、無事、母上をお見送りされ、今はたった一人になってしまった方が来初所されました。振り返りますと、医師の突然の宣告に心のよりどころを失いそうになりながらも気丈に淡々と、この半年間、よくめげずに看病をしたと思い、会員さんの顔を見るや否や、お悔やみの言葉の後、生涯初めての介護と看病を愚痴一つ言わず黙々とやり遂げた事を褒めました。母親と息子の絆・・・彼が独身だからこそできた事でしょう。

結婚して、家族が増えれば、自身の母親より、優先順位は、妻であり、子供であり、また仕事先である会社、そして、上に立てば部下もおり、その家族の責任も担うことになるでしょう、たとえ心では母親の事を大切に思っても、現状は物理的に無理で、心を鬼にして仕事に立ち向かうのが世の男性と思います。しかし彼は幸か不幸か独身で、職場の上司にも恵まれ、気持ちの上でゆとりを持って看病できたのでしょう。本当に清々しい顔をして、ご報告に来てくれました。その場に直面した彼に、私が言った事にいたく感激して感謝されました。それは「あなたのお母様は全て分かって、末っ子のあなたの肩に重圧がかからないように、最後の最後まで、母親としての責任を果たし、会話は出来なくとも子供たちの心を全てお見通し、、兄弟(子供)が東京に居る日を選んで、そしてみんなで送って欲しかったのと、末っ子が一人で執り行うには余りにも忍びないと思い、計算したみたい最後の最後まで母親としての底力を見せつけられた様は、言葉として不謹慎かも知れないけどお母さまにしてやられたわね、とにかくすごい人」私の率直な気持ちを伝えました。その為徹夜した子供もいるでしょうけど、でも仕事に支障を来さなかった、子供達の事を心配し何事もなかったかのように身支度をして逝ってしまわれたのです。私はそのDNAを持っている会員さんに対しお母様に恥ずかしくない人生と婚活をする事をお約束しました。ただ、心にぽっかり穴が開いた事はたしかです。時が解決してくれるでしょう。

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