《７１年前の体験談の続き》
重い口を少しづつですが、数回に分けてお聞きしたことを、文字に現すことを憚りますが、事実を書き記したいと思います。腕の大けがは、赤インクを傷口に付け続けた為、化膿して膿を持ち、そこには虫が…ピンセットで１６歳の少女は自ら取り除き続け、取っても取っても・・・薬では無い為化膿と虫取り作業、ようやく回復に向かい、外傷はケロイド状ですが皮膚が新しくできたようです。しかし、被爆している体は、６カ月もの間、上げ下げして、体は衰弱しましたが、半年後には被爆で受けた毒物を、自らの体が拒否した結果、体調を戻すことができ、ご両親は姉妹の結婚は無理と考え、言い聞かせたようです。そのつもりで、人生の設計を親子共々しておりました矢先、２０代の頃、お見合いの話しがあり、被爆の事を伝え、お断りしたのですが、男性が全てを受け入れて下さり、結婚し、不安でしたが子供がお二人恵まれ、被爆の障害は出ませんでした。私と話したのですが、成長期で、しかも体が毒物を拒否して、つらかったと思いますが、自ら解毒する、人間の体の能力のすごさを体験で知り、現在はお孫さんも大きくなり、ひ孫さんも生まれ、彼女が決心して、結婚したこと、そして、子供を生む決断をした結果、女性の家族は本当に奇跡のように、子孫をこの世に送り出しました。今、婚活している方は恵まれていますが、私は当会の皆さんにはお話しをして聞かせますと、感動して、『この世に命を授けてくれた被爆した少女の決断に感動しました。私は努力してない事が分かった』と強い信念を持つことを認識致しました。